こんにちは、中村悠斗です。今回は、男性の視点から「ジェンダー平等な職場」をどうやって作るかについて考えていきます。前回の記事では、フェミニズムやレディーファーストについて語りましたが、今回はもっと具体的に、職場環境に焦点を当ててみます。誰もが働きやすい環境を作るために、僕たち男性ができることは何か？ 実体験やデータも交えながら、たっぷりお話しします。
目次
1. ジェンダー平等な職場とは？その定義
ジェンダー平等な職場とは、性別に関係なく誰もが公平に機会を得られる環境のことです。具体的には、昇進や給与、仕事の割り当てにおいて性別による差がないこと。そして、働きやすさが確保されていることも重要です。例えば、子育て中の女性や男性が働きやすいように、フレキシブルな勤務体系があるとか、育休が取りやすい文化があるとか、そういうことです。
僕が思うに、ジェンダー平等って「女性を優遇する」ことじゃない。むしろ、全員がフラットに扱われるべきなんです。たとえば、男性が「家事を分担したいから早く帰りたい」と思っても、それが許される環境かどうかも大事ですよね。平等って、そういう相互理解から始まると思うんです。
2. 日本の職場の現状と課題
日本の職場は、まだまだジェンダー平等とは言えないのが現状です。厚生労働省のデータ（2023年）によると、女性の管理職比率は約12%にとどまっています。欧米諸国では30～40%が当たり前なのに、この差は大きいですよね。また、男性の育休取得率も低い。2022年度で17%程度と、前回の記事でも触れましたが、なかなか進んでいないんです。
さらに、無意識のバイアスも問題です。例えば、「女性はリーダーに向いていない」とか「男性は長時間働くのが当たり前」といった固定観念が、職場に根付いていることが多い。僕の前の職場でも、「女性は細かい仕事が得意だから事務作業を」と決めつけている上司がいました。でも、それって本当に個人の能力を見ているのか？って疑問に思ったんです。
3. 男性が意識すべきポイント
男性として、ジェンダー平等な職場を作るために意識すべきポイントはいくつかあります。まず、自分の言動を見直すこと。例えば、「男だからリーダーシップを取るべき」といった考え方を押し付けていないか？ 逆に、女性に対して「サポート役が向いてるね」と決めつけていないか？ こういう小さな発言が、実は大きな差を生むんです。
次に、積極的にサポートする姿勢を持つこと。たとえば、会議で女性の意見が聞き流されがちなら、「それ、いいアイデアですね」とフォローする。僕も以前、チームで女性メンバーの提案がスルーされた時に、「もう一回詳しく聞いてみよう」と声をかけたら、結果的にそのアイデアがプロジェクトの鍵になりました。男性が率先して動くことで、職場の雰囲気って変わるんです。
4. 具体的なアクション：僕の実体験から
僕が今の職場で実践していることをいくつか紹介します。まず、育休を取る男性を応援すること。去年、チームの男性メンバーが育休を取ると言った時、「いいね、家族との時間大事だよ」と積極的に応援しました。実は彼、最初は「職場に迷惑かけるかも」と躊躇してたんです。でも、周りがポジティブに受け止めることで、安心して休めたみたいです。
また、家事や育児の話をオープンにすることも意識しています。僕自身、妻と家事を分担してるんですが、それを職場で普通に話すようにしてるんです。「昨日は俺が夕飯作ったよ」とか言うと、意外と「え、いいね」って反応が返ってくる。こういう会話が、男性も家庭に参加するのが当たり前っていう文化を作る第一歩になると思うんです。
5. 企業が取り組むべき制度と文化
個人だけでなく、企業としての取り組みも重要です。まず、フレキシブルな働き方を導入すること。リモートワークや時短勤務が選べる環境は、子育て中の人や介護が必要な人に大きな助けになります。実際、僕の会社では昨年からリモートワークが本格導入されて、女性社員から「働きやすくなった」という声が多かったんです。
次に、ジェンダー研修を取り入れること。無意識のバイアスに気づくためのトレーニングは、社員全員が受けるべきだと思います。僕も研修を受けた時に、「あ、自分も知らず知らずに偏見持ってたかも」と気づかされることが多かったです。こういう取り組みが、職場の文化を変えるきっかけになるんです。
6. まとめ
ジェンダー平等な職場を作るには、男性の意識改革と企業の制度改革が欠かせません。僕たち一人ひとりが小さなアクションを起こすことで、大きな変化が生まれると信じています。今回の記事で、何か一つでも「やってみよう」と思えることがあれば嬉しいです。次回も、ジェンダーに関するテーマで深掘りしていきますので、ぜひまた読んでください！
